約1ヶ月前にリリースされたフルアルバム『Come Back』の余韻も残る中、節目となる通算10枚目のシングル『Singin’ in the Wistaria Rain』をリリース。
表題曲『Singin’ in the Wistaria Rain』は、全編英語詞で紡がれるシティポップテイストのナンバー。タイトルからもイメージに易い名作メトロ映画の様相を持ちつつ、都市に降り続く雨の情景をモチーフに、喪失や孤独、拭いきれない過去を抱えながらも、それでも前を向いて歌い続ける意志を描いたドラマチックな一曲。囁くようなウィスパーボイスを中心とした繊細な歌唱で、都会的に洗練されたサウンドと心地よいグルーヴが楽曲全体を包み込む。柔らかなボーカルワークとノスタルジックなアレンジで織りなす、また新たな琴吹羽音の一面を楽しめる作品となっている。
カップリングには、アルバム『Come Back』収録曲『Daydream Recovery』オリジナルバージョンをシングルカット。軽快なリズムと重厚なブラスが印象的な本格派SKAサウンドに、可憐でポップなボーカルを乗せた渾身の一曲。疾走感のある演奏と親しみやすいメロディーが絶妙に融合したスタンダードナンバーをアルバムとは異なる形で楽しめる楽曲自体の魅力が再確認できる構成。
前作シングル『Permanent Echo』そしてアルバム『Come Back』では、Explicit表現を含む攻撃的かつエネルギッシュなロックサウンドを展開した琴吹羽音。本作ではそのイメージを一新し、肩の力を抜いたナチュラルな歌唱とポップなサウンドアプローチを披露。作品ごとに表情を変えながら進化を続けるアーティストとしての振り幅を感じさせる、記念すべき10thシングルとなった。


